ばあちゃんが言うには、

私は幼い頃から、いちじくが

大好きで、夏になると、


「ばあちゃん、ねえ、あえ(あれ)

取って、取って」


と、抱きかかえられながら、言ってたらしい。


で、数年前に植えたいちじくが

毎日一個は食べれる。


ばあちゃんは、朝起きると、

いちじくチェックをする。


そして、洗って形が崩れないように、

何かの容器に入れて、冷やしてくれている。


今朝もあったよと言ってくれた。


自分は、絶対に食べなくて、

私ばかりに食べさせてくれる。


もう、売ってるのとか食べれないね。


あんな未熟品とか。


でも、もうすぐ秋だから、

食べれなくなるな・・・。


いちじくの香りは、

夏の懐かしい香り。


ばあちゃんをもし、万が一

失って、夏になれば、

やはりばあちゃんを

真っ先に思い出しそうだ。


って、まだまだ生きてくれてます、

ばあちゃんは。


ちなみに、ばあちゃんは

おしとやかな綺麗好きの

ばあちゃんだから、

毎朝、お化粧は

かかしません。


すっぴんでひとに

会うのが恥ずかしいとかで。


そんな孫はどうかと言うと、

妹は、きっちりする方だけど、

私は、仕事の時とか、デートの時とか、

ライヴの時とかにしかしない。


な、訳で私は元々黒い方ですが、

顔も多少黒いです。


何故だか、私だけが、じぐろ。


ばあちゃん、お母さん、妹は、

色白なのに。


不公平だー(苦笑。