とある心療内科でのことである。このひととの係わり合い方は、歪んでいた。
多分、20代後半の男性。デイケアが行われる日に行くと、何故かその男性しかいなかった。何を話してそうなったかは、忘れてしまったが、出会って10分も経たないうちに、携帯の番号を交換し合ってた。
その後、お互いの診察が終わり、処方薬を受け取り、近くのファミレスにて食事をして、更に、ネットカフェに行って、当時私が書いたエッセイを見てもらっていた。何故かは知らないが、男性は文章を末文から読み上げていた。
そして。
帰ろうと言う事になったが、終電は行ってしまった。しばらく、その男性と外で話していたら、いきなり、
「あなたのことを愛してしまいました」
えええ???
「それって、博愛ってやつじゃないと?」
「違います」
違いますと、言われても。
「どうしようかなあ・・・・・・・」
と、男性は言う。そのときは、気付かなかったが、二人で同じホテル、同じ部屋で一晩を過ごしたかったらしい。
「いやあ。私は、女性用カプセルホテルってとこに泊まるから」
男性は、途中まで送りますと、ホテルまでタクシーで送ってくれた。
翌日。
男性とまた会うことを約束して、しばらく食事をしながら、話してたら、気分が悪いんですとの事。「今日は、帰ったほうが・・・・・・」と、言うと、男性は帰っていった。
これは、まずい。いきなり愛だ恋だと言いたくなるのも分かるが(自分もそうゆう人間だから)、男性は、ナイフを常に持ち歩いていたとか、友人とか彼女に少しでも被害が及ぶすひとがいたら、殴るけるの報復をしていたなどと、いくつかの武勇伝を嬉々として話すところが、怖かったので、携帯の留守電に、
付き合えませんからと、吹き込んだのだが、何故か電話がかかってくる。
男性は、その後、私に精神的なダメージをしばらく与え続けることになる、言動をかもしたのだ。
一応、続く。