失うことは
怖いので
何も持ち合わせがない。
好きで、
好きで、
切なくなる。
そして、
手離したくない。
そんなひとを想う感情の
行き先は、限りなく死に
近い生の始まりのようで。
また、
終わりのない絶望感、厭世観のようで。
私は
そんなひとが
現れてしまう日が
永遠に来ないことを祈る。
仮に現れたとしても。
そのひとを知ってしまったら。
次には、もう失っている。
幻滅と言う形で。
正に幻。
一生、
手に入らないことになってる。