未来の手紙に寄ると、
幼少時代にお金なんて、
盗んだことなどないと、
主張してた未来。
反して、黒い頭の
ねずみが居ると言ったのは、
母と祖母。
皮肉でしかないと、祖母は
怒っていた。
でもね、あたしだって
辛いんだよ。
そんな話とか、訊きたくもないよ。
いい加減な大人なんだから、
病人のあたしに未来のグチとか、
悪口は辞めて欲しい。
未来は、どうだったのか、
知らないけど、確かに嘘を
つくけど、でも、現場を
見たわけじゃないんだし、
もう、いいじゃない。
水に流そうよ。
辛い思いを抱えたまま、
最愛の恋人を置いたまま、
あの世に逝ってしまったのだから、
尊重して欲しい。
疲れたよ、本当に・・・・・・。