ねえ?

y。

あなたのこと、未だに

好きでたまらないんだけど、

もう、終わってしまったの?

あなたの子供、欲しかった。

結婚したかった。

愛されたかった。

愛したかった。

毎日、一緒に笑いあって、

いたかった。


けんかをしては、

仲直りする関係でも、

続くふたりで在りたかった。


そして。

未来。

どうして、あたしをばあちゃんを

置いて行ったの?

そんなにも、辛かったら、

いつものように、ぶち切れれば

良かったじゃない。


でも、後悔するのがイヤだったんだろうね。

あんな、死に方辛かったよね。

死ぬ間際まで、あがいたんだろうね。

辛かったね。

哀しかったね。

でも、あんたがこの厳しい現実から、

逃れられて、良かったのかも知れないね。


そして。

Sさん。

あなたは、本当にあたしのことを

思って、言いたくもなかっただろうに、

厳しい現実を教えて下さってありがとう

ございました。


もう・・・・・・。


私もこんな世の中、生きていけそうに

ありません。


ねえ?

未来。

死んだら、どうなったの?

「無」となり、「風」となり、

桜花を散らし、ひまわりを

虜にして、コスモスを揺らせて、

冬は、冬眠してるのかな?


何だか、くさい詩みたいだね。


笑えるかな?

笑ってくれるんなら、

いつでも、言ってやるよ。


ねえ?

未来。

お願い。

もう一度、あたしの妹か、姉になって、

来世を一緒にしようよ。


まさか、自殺の森で、身動き取れないとか

じゃないよね?

こんな話、自殺を防ぐための通り文句だよね?


ねえ?

いつになったら、夢に出てきてくれる?


ねえ?

あんたが骨になりきったのを

見た時、こころが凍り付いちゃったよ。

これが、あのあんたかと思うと、

涙が止まらなかったよ。

色んなひとが同じこと言うけど、

実は棺桶の中、業火に

焼かれようとした寸前に

生き返ったのに、誰も

気付けなくって、苦しい思いを

散々、舐めながら、どうして?

あたし、まだ、死んでないよ。

って、言ってたかも知れないって、

くらい思うよ。


ねえ?

あたしもあんたの傍に

逝ったら許してくれる?


ねえ?

だってさ、ケイくんに、yに見捨てられて、

もう、死にたいんだよ。


あんないいひとたちなんて、

どこにもいないよ。


だから、許してよ。


ダメ?


そっか・・・・・・。


ばあちゃんを遺して、

死ねないもんね。


お骨を管理するって、

約束もしちゃったし。


でもね、すっごい辛いんだよ。

特に、yと結ばれなかったことが。


だから、ねえ?

あたしもあんたの傍に逝きたい。

どうか、許してよ。


ねえ?

ねえ?

ねえ・・・・・・。