誰しもが心配してた、

あたしの妹が亡くなった後の

後追い自殺をしたくなってしまった。


しないで下さいね、と、主治医の

先生に言われたけど、守れそうもない。

ごめんなさい、先生。


それと、ひとを巻き込んで、

酷い目に合わすとかとんでもないことでした。

ごめんなさい。お父様(皮肉だよ、ばーか)。


父は、自分の犯した罪、全部を否定しました。


母から離婚を求められ、十万くれるなら、

判を捺してやってもよかぜと言った事も、

未来にわざわざ来させて、いいように利用

した挙句、朝と晩、30分ずつ太ももを

揉ませたてる途中で、未来の太ももとか

触ってもいないし、半勃ちしたとも言ってない

とも、否定。


あのさー、あんたのこと、未来は「宝」

とすら言ってたんだよ。

そんな未来が嘘付くはずないでしょ?


何で死者を追い込むの?

もう、そんな未来の気持ちとか分かんないの?


そんなあんたの娘として生まれたこと、

後悔してる。


こんな背景をバックに生まれようとした、

前世のあたしを憎む。憎んで憎んで憎んでやる。


未来は、すごく哀しいことを言ってた。


「どっちかと言うと、永遠(トワ)は、

姉ちゃんの方がお似合いやんね」


「は?何で?」


「だって、妊娠とかしてもない、

キレイな身体しとるやん」


「・・・・・・」


永遠君は、流産と堕胎を一回ずつ

したことのある未来の話を訊いて、

どん引きして、未来は後悔の涙を

流してた。


「あんなことを言いさえしなければ、

永遠は、あたしのこと、見捨てなかったのに・・・・・・。

何で、言っちゃったんだろう?

もう、遅いけど、あんないいひととか

居なかったのに・・・・・・」


しかし、関係は続いた。

何ヶ月かな、一年位かな。


そのくらいの長い間付き合って

いながらも、永遠君は未来のことを

純粋に愛していて、宝物のように

扱ってくれて、とてもじゃないけど、

手は出せなかったらしい。


手すら握ったこともないとも訊いた。


未来は、人徳があった。


お金こそは残せなかったけど、

人徳の素晴らしさを教えてくれた。


でも、あたしには真似できない。


父のことを憎んでるから。


そして、永遠君は、未来の

最期のお願いとして、


「キスして」


と、メールで伝えてられてたと言う。


永遠君は、本当に死体の未来に

キスしてくれた。


ただ、謎なのが、何故、あたしに

見守って欲しかったのがよく

分かんない永遠君の心境。


いや、別に迷惑とかって

言ってるんじゃないよ。

むしろ、ネタに出来て、

良かったなあとか、

不謹慎なことすら考えてる、

非情で冷酷な姉でしか

ありませんでした。


あたしにだけは、手紙

書いてくれなかったし。


あのAOBを信じて、

それをダメにしてしまったあたしを

相当、憎んだまま死んだのだろう。


でも、あの商品はぼったくり。

それに、異常なまでにまずかったし。


それを一年も続ければ痩せるんだけど、

痩せるのと、そのまま、太ってるのと

どっちにするといわれりゃ、やはり、

女ごころ、痩せたいから、つい、手を

出してしまった。


それがいけなかった。


永遠君にすら、買わせる始末だったし。


大体ねえ、そんな万能の健康食品が

あったら、病人と病院とかいないし、

存在しないっつーの。


細々としかやれないのは、

限定された材料をよりよいものを

作るために、出会えたひとは、

救われる運命にあるとさえ、

うそぶいたあの畜生ども。


お前らなぞ、すってんてんに

なってしまえばいい。


1kのアパートで、

細々と生活保護でも

受けながら、暮らすがいい。


それだけの罪をお前らは背負った。


言霊を利用させてもらう。


苦しんで、苦しんで、苦しんで

死ぬがいい。


そして、また、生き返っては

また、苦しんで、苦しんで、苦しめばいい。


その繰り返しをお前らが永遠に感じ続けれれば、

あたしの本望は達成される。


すぐひとを信じてしまう未来に

ネズミ講を巧みにネズミ講とは、

思わせず、くもの巣にやられた

蝶のような未来を騙した罪は

相当、重い。


いや、そうだな。

無期懲役でもいいや。

そっちの方が苦しむ。


自由がないから。


死刑は反対だ。


一瞬苦しむだけだから。


ただ、いつ死刑になるのかが、

分からない犯罪者の心境を

考えると、やはり死刑もアリなのかも知れない。


でも、どうでもいいっか。


どこかで、帳尻は合う。


それを知らなくってもいいのだ。


気分悪いだけだもの。


ふっ、ひとのいいような澄ました顔して、

嘘の情報とか流すなっつーの。


この馬鹿どもが。





追伸 ひとの死を望むのなら、

   きっと、あたしも近い内に死ねるjのでしょう。

   事故死でもいい。

   そんな形だったら、自殺じゃないから、

   未来とお母さんに会える。

   ばあちゃんには、悪いけど、

   その内に服毒自殺する。

   

   薬を一生懸命溜め込んで、

   何百錠も、飲んで朝になったら、

   冷たくなっていたらいいんだ。


   あたしは、もう、こんな世界では、

   生きてはいけません。


   神様、御慈悲を下さい。


   ひとは言う。未来の分まで、生きてねって。


   それが出来る程なら、悩みやしないってば。


   あんたにあたしの何が分かるとでも言うんだ?


   妹であり、親友でもあった未来に死なれたあたしには、

   厭世観しか感じられない。


   自殺は出来ないけど、事故死したい。


   大嫌いな太った身体からも解放されたい。

   あのケイくんが、


   「ぶよってるくせに、裸でこっちに来んな。

    何か着ろよ」


   ははっ。ぶよってましたか、あたしってば。


   平気でそんなこと言えるあなたの神経を

   疑うよ。


   そんなに嫌いで、憎んでいたら、さっさと

   帰れって怒鳴れば良かったことじゃない?


   それをさ、やっと帰りの空港で告げるとか、

   卑怯だよ。なら、言って欲しかった。

   

   そんだけ、醒めてたんだね、あたしたちって。

   

   もう、恋愛ごっことかもしたくない。

   したくなくっても、来るから困る。


   まあ、体型、相当ひどいから、

   ひとも避けてくけどね。


   もう、ダメだ。

   死にたい。死にたい。死にたい。

   死にたい。死にたい。

   死に、たい・・・・・。