未来。

今、何してんの?


久しぶりに、毒電さんのサイトを見たら、

ゴマキの弟がまた、事件を起こして、

逮捕されたんだって。


え?このひとが???って、

思うほど、豹変した表情のワルって感じを

かもし出してて、怖いくらいあるよ。


でもね、未来。

そんなこと、どうでもいいんだよ。


他人のことなんだから、気にしなくっても

別に死ぬわけじゃないしね。


それよか、あんたがちゃんと天国に

行けたのかが、分かんないから、

心配なんだよ。


リストカット?

もう、やんないよ。痛いだけで、

ちっともこころなんて、癒してはくれない。


主治医の先生は、もう、切るな、飲むなの

一点張り。


今度また未遂でもやろうものなら、

おそらくP行きらしいよ。


(P=PICU)


でも、中は案外にも広く間があるんだって。

あたしには、最適な場所かもね。


人の出入りも激しそうだし、

とんでもないひとも来そうなのも、

リスクとして、十分あるけど、

いかにも普通のひととは相容れないあたしには、

一番いい場所なのかも知れない。


でも、きついんだろうなあ。

もう、何もしなくっていいんなら、行きたいよ、

Pに。


でも、どっちもどっちかもね。


もう、団体生活はイヤだ。

お風呂のことで、みんなピリピリする程のことかよ?

ってことも二回もあったし、そん時は、すいませーんとか、

言いながら、角を曲がった途端、

いかつい顔になって、ぶつくさ、独り言

言ってたけどさ。


どうせ、暇なんだから、ちょっとくらい

大目に見てくれよ。全く。


ふっと、あんたとあたしの情景が浮かんだ。


あんたが惚れこんでた、男の友達に

偶然にも、ナンパされて、あんた、すっかり

虜になっていって、彼がヴォーカルとして、

バンドを始めたら、8ミリのビデオを買い、

いっつも写してたね、ライヴの様子を。


そして、お化粧品とか三万も使う始末だったね。

そして、やる方も悪いけど、すんなり貰う方の神経も

疑うよ。


何でそうも、熱中できるのかな?


結局は、いつも通りに振られてしまって。


何でだろ?


分かんないなあ。


何でだろうね。


あんたは、自分とあたしを比べると、

あたしの方が、清らかだと言ったね。

妊娠も堕胎も中絶もしたことのない、

って意味で。


そんなの、相手が見抜いてるんだよ、

こいつが妊娠でもした日にゃ、

毎日が結婚して大会になるってことを

敏感に感じて、必ずコンドームを付けてたよ。

だから、妊娠の心配とか一度しかしてない。

一回だけ、中出しされたけど、ほーんと運が

良くって、妊娠も何もなかったけど、あいつの

子供とか死んでも見たくもないから、

乳児院に預けてた可能性が高かったろうね。


ばあちゃんもそうなるだろうと、言ってる。

生まれて抱っこしてて、急にドカンと下に落としそうだとか。


昔の親友には、あんた、殺しそうよね、

自分の子供のことって、ばれるくらい、子供嫌いだもの。


何故なのか、人間の子供ってダメなんだ。

動物の子供なら、可愛いと思えるんだけど。


もう、思春期にでもなれば、もう、耐えられないだろうね。

変にマセガキになられても、困るし、反対もまた然り。


ちなみに、従兄弟は、悪い感じは全くしないけど、

若者向けではない性格っぽい。

そして、要らぬことに本を置いていったのに、対して、

電話で直接、お礼を言おうとしたら、初めに出たのが、

叔母さんらしくって、まだ、こちらが何かを言ってるのに、

びくっとしてる感じで、すぐに叔父に代わられて、

もう、電話とか辞めてくれる?悪いんだけどさとか、

言われる筋合いって、ある訳?


従兄弟も従兄弟だよ。そんな親父の下に生まれて、

どんな反応するかくらい、分かるはずでしょうに、

そんなこと勝手にして。


だから、あたしはリストカットで抵抗したんだ。


でも、もう、電話するなと言われたら、せにゃよかことたい!

との、祖母の助言には従わざるを得ない状況を自ら作って、

もう、どこへも捌け口がないってこともないけど、

昔は豪快で面白かった叔父が怖いだけの存在になってしまった。


糖尿病な自分が憐れでたまらないらしいけど。

だって、そりゃあそうもなるでしょうよ、ビールを水のように、

浴びる如く飲むのなら。


そして、酔っ払うと家族に辛く当たるんでしょ?

誰のお陰で、学校とか行けたとか思ってんだとかさ。


可哀想だね、いい子なのにね。


「ユリ姉ちゃん」


と、呼んでもらえてすっごく嬉しかったことも

伝えられないなんて、淋し過ぎるよ。


そんなにも精神病になったことは、罪なのでしょうか?


自ら招いた罠にはまっただけの愚か者である印でしか、

ないのでしょうか?


ちなみに、従兄弟が置いて行ってくれた本のタイトル、

あんたも訊いたら、哀しくなると思うよ。


「他人と深く関わりあわずに生きるには」


そんな本にひきつけられる従兄弟の今までの

人生は、ただただ偏屈な父親に虐待めいたことを

され続けて、俺とも自分とも名乗らず、

「私」などと言う、ニートでしかない彼。


人間関係が上手く行かずに、悩んだ末、

辞めたんだろうケド、哀しいね、あんなに素直で

いい子なのにね。


あんたも死ななきゃ、良かったんだよ。


そしたら、あんな叔父と従兄弟の関係とか、

あたし、見なくっても済んだのに。


いや、ごめん。あんたのせいにするつもりじゃなかったんだ。


あまりにも、叔父が憐れでね。


とうとうあたしにまで、軽蔑の眼差しを

向けられるまでになってさ、最低だよね。

どっちもがさ。


ばあちゃんは、あたしがリストカットしたことを

何故か責めず、理由も訊かなかったのに、

理由を叔父に伝えてと頼めば、

半狂乱になり、あたしゃじょせなかばい(さっぱり、

意味がわかりませんが、情けないとでも言う感じかも?)

やっと、何もかも終わったと思うっとったらと、

キレられたよ。


何でよ。そのくらいのことくらい、

あたしの代わりに、

言うくらい何よ?


そんなにも、叔父の方が大事な訳?


なのは、当然か。


あんたはいいよね。

あんな酷い叔父に接しなくってもいいんだもの。


怖い。

あんたがそう言ってた時には、

あまりよく実感出来なかったけど、

実際に接したら、このクソ真面目だけが得意の

常識人間の叔父こそが一番、怖い存在だと、

改めて感じたよ。もう、電話とか二度とするもんか。


まあ、ばあちゃんが危篤にでもなりゃ、

連絡するしかないけどね。じゃ、また来るよ。