かなり怒ってます。


昨晩のこと。


奴に聞きました。


まず、一つ目。


奴は、妹が

まだ、幼い頃、

足首を掴み、

狭い部屋の中で、

グルグル回り、

妹の頭が、

柱に

ぶつかりました。


その直後、

妹は、白目を剥いて、

口から泡を吹きました。


そうです。

柱にしたたかに

頭をぶつけたため、

てんかんと言う、病気と

戦うはめになったのです。

幼い妹ですから、

薬とか苦手でした。

でも、飲まないと

また、てんかんを

起こすからとの

コトで、仕方なく飲んだり、

飲んだ振りをしたらしく、

家族に散々怒られてました。


しかし、それは、

妹を思っての苦言でした。


でも、妹の最期の

手紙によると、

薬は治るどころか、

飲むと必ずてんかんを

起こしてしまうので、

飲みたくないんじゃなくって、

発作を起こすのが、

イヤだから、拒否して

居たのらしいのです。


しかし、目出度いことに、

てんかんの発作を起こさなく

なったので、薬に

頼る生活を送らなくても

よくなりました。


また、父が母方の実家から、

出て行く時、こう言い放ったそうです。


「俺には、養ってくれる女が

おるとぜ」


嘘か本当かも知りませんが、

結局、自分の母親のところに

転がり込みました。


あんなろくでなしを

ヒモするなど、誰が

出来るもんですか?


バカもいいとこです。


また、両親は、

あたしが10歳の

頃から、別居して

おりました。


母は、父を怖いと

感じていて、

ノイローゼ状態

でした。


しかも、家計を支えて

いたのは、母と祖母です。

母は、朝5時半にラジオを

セットしていて、必ず、

お弁当を作ってくれました。

中学、高校、就職してさえも。


で、デザートとして、

あたしの大好きな

果物さえ添えてくれる

優しく、思いやりのある

母でした。


その当時から、母を

朝9時から午後5時まで、

働かせた上に、内職を

夜11時までやってまで、

姉妹共々、高校まで

無事に卒業させて

くれました。


それに対してさえ、

父は文句を

言ってたそうです。


「俺の稼ぎがそげん、

足りんとでも言う気か?

俺の友達の前ですら、

やりやがって、

あてつけにやんな!」


と、すら言ってたらしいのです。


だからさあ、

あんたが、酒飲みに

週末だけじゃなくって、

毎日のように飲みに

いらっしゃってたんですから、

そりゃ、お金も足りませんよ。

それを皮肉とかよく

言えたもんだ。


こんな非情で冷酷な

父とはすっぱり縁を

切りました。


早く死んでもらい、

生活保護費を少しでも、

減らして欲しい。



以上の理由から、

離婚届に

判を捺してくれと、

いくら頼んでも

応じてくれなかった

そうです。


母は、訊きました。

どうしたら、離婚届に

判を捺してくれるのかと。


父は、冷酷にも

10万を請求

することで、判を

捺しました。


母は、せめて

5万にしてくれと

必死で頼みましたが、

それじゃ、足りないと

父が言ったので、

泣く泣く大切な

生命保険を

崩してまでも、

離婚を望んで

ました。


しかも、父は

一円すら

養育費として、

渡した過去は

全くないのです。


そのくせ、

子供は可愛いと、

口ばかり、

達者なことをぬかす

大馬鹿物

(物と、わざと表現してます)でしか

ありませんでした。


お正月が来ようとも、

誕生日を迎えようとも、

高校生になれても、

卒業できても、

就職できても、

一切、やつからの

電話一本すら

ありませんでした。


そして、お通夜の晩、


「あんたたちの誕生日

くらい、おりゃ、覚えとる

とばい」


なら、何故、祝っても

くれなかったんでしょうか?


やはり、酒代が

優先順位として、

一位だったせいです。


そして。

金やるけん、

出てこんか?と、

言うので、行ったら、

二十歳過ぎのあたしに

渡されたのは、

たったの二~三千円。


やってらんねーよ。

その当時は、父も

働いていたので、

一万くらいやっても、

月に一回でも、くれても

それでも暮らしていける

余裕もあるのに、

酒飲みに行くお金が

必要なものですから、

その程度の金額しか、

渡したくなかったようです。


また、あたしは、自分でも

悔やんでいるのですが、

両親の離婚後、妹と

二人で、父のうちに

遊びに行き、優しくされた

のが、嬉しくって、

土曜日から日曜日まで、

泊り込んでましたが、

連れて行かれるところは、

酒が飲める焼き鳥屋さん、

スナック、果てには、

フィリピンバーに

連れて行かれ、

こればこの女の子に

渡してやらんかと、

千円を握らされ、

おずおずと差し出すと、

彼女は、あたしの

ほっぺたにキスして

くれました。


彼女は、歌歌いになりたくて、

フィリピンからやって来てる

ひとでしたが、やはり、

斡旋した野郎の嘘で

あり、結局、バーで

働く程度の資格しか

与えてもらえなかった

ありがちのパターンで、

日本に仕方なくいる感じ

のようでした。

また、実家に送金も

してたんでしょうし、

辞めるにも辞めれず、

彼女は相当苦しんで

いたはずです。

なのに・・・・・・。


それから。

妹は、水商売で

かなり儲けていた

時期があり、

60万は貸したと

言う話を祖母に

訊いてましたが、

本人に確認すると、

そんなに借りてない、

未来には、返した

と言ってました。


それから。

父は、ヘルニアで、

腰をやられてて、

太ももにかなりの

激痛を感じたので、

妹を呼びつけました。


そして。

妹は、朝、晩30分も

太ももをもまされたと

訊きました。

しかも、4日は続いた

そうで、もう、それには

疲れ切った妹は、


「もうちょっと、おってくれ~」


と、言う父を見捨てました。


そして、そんな妹の

太ももは撫でるわ、

半勃ちしたぜとか、

言ってたと妹からの

メールで知りました。


それから、未来は、

自殺してしまい、

お葬式もお通夜も妹は、

生活保護を

受けてたので、

格安で済みまして、

香典返しは、

祖母が大赤字を

出してまで、

わざわざ来て下さった

方にお礼を言える

程、出来た祖母です。


しかし。

父は、全て否定する

のです。


しかも、祖母は父に

対して、何も害も

与えてもいないのに、

祖母の悪口ばかり、

言い聞かせます。

仮にも父である奴の

言うべきことじゃ

ありません。

むしろ、娘達が

いつもお世話になって、

申し訳ないですの

一言も全くないのです。


自分勝手にも

程があります。


なので、電話しても

出てくれないので、

電報を送りつけました。


住所の番地が不明

だったので、

タクシーでわざわざ

大家さん宅に行き、

番地を聞き出したので、

確実に父には、

電報が午前十時ごろ

届きます。


たった、十万のことで、

裁判に掛けるのは、

無謀としか言い様が

ありませんが、

妹や母の苦悩を

思うと、そうせざる

を得ませんでした。


本当は、60万円も

返して欲しいです。


しかし、確たる証拠が

ない。


でも、祖母はかなり

記憶力がいいし、

嘘とかは絶対に

言わないひとです。


生活保護を

受けながら、

酒浸りの日々を

送り、入院した

からと言って、

生命保険会社に

加入していて、

ほんのささやかな

入院給付金を

それから、

引き出そうとする

卑怯者です。


生活保護では、

保険も財産扱いに

なるので、そんな

入院給付金などを

貰ったら、その分、

生活保護から

差し引かれます。


父は、黙っていてくれと

言ったので、あえて、

根性ひね曲がりの

あたしは、生活保護課の

父担当の方に連絡

しましたが、原則的には

そうなってますがとか、

保険に関しては本人に

訊きますとの何とも

頼りなく、また、

さっさと担当のひとは、

切りたがっていて、

話にもなりませんでした。


父は、あたしの

言ってることを

言いがかりだと、

言い、最後には

逆切れされ、

電話を切られました。


こんな父など、

もう、既に親だとは

思ってません。


早く死ねばいい。

そうとしか、

感じられません。


だって。

国民の皆さんが

必死で働いて、

その中から、税金を

引かれて、

出された大切な

お金から出てる

生活保護費です。


また、父は、

糖尿病を

患っているにも

関わらず、昼と晩、

酒飲みに行ってます。


しかも、生活保護費を

一万程度しかもらってない

だの、大嘘を付きました。


いくらなんでも、それじゃ、

家賃すら出ない。


そんな嘘を付いてまで、

自分自身が可愛くて

仕方のない、

ナルシストです。


だって、鏡と櫛は

常時用意してる

馬鹿な奴ですし。


許せない。


こんな奴に、

のうのうと

生きていける

資格などないと

思うあたしは、

鬼でしかない

のでしょうか?


ちなみに。

父のうちに土曜日

泊まりに行き、何と

同じ布団で眠り、

抱きしめられながら、

あたしが泣いたら、


「俺も辛かとぜ」


あたしがもし、

父と一緒に暮らしてたら、

もう、あの関係になり、

父のためならと、

身を削ってでも、

飲み代にギャンブル用の

お金を出していたことでしょう。


母に付いて行って、

正解でした。


Aさんと言う女性から、メールが

携帯とか、パソコンに来ていたが、

また、アレだろ?エログのお誘いとしか、

思わなかったから、気付いてなかった。


彼女の話によると、yの携帯から、

あたしのアドレスを盗み取ったそうだ。


そんな汚い手まで使ってまで、yが

欲しいのか?


呆れて物も言えなかった。


なので、yにこんな失礼千万なことを

するようなひとに、どんなにか、このことを

秘密にして欲しいと言われても、

許せなかったので、yにばらした。


yは、相変わらず、あたしのためのアドレスを

残したままにしてる。


あんなに、もう、見ないから、消すからと

言っておきながら、何と言う優柔不断さだろう。


Aさんは、以前yに告白して、断られ、

女友達としてなら、付き合えるよとか、

思わせぶりなことを言って、散々、

あたしのことを相談してたそうだ。


だからさー、そんなことしたら、あたし、

憎まれるの当然じゃん。


あたしは、yの傍に居たかっただけ。


あなたみたいに、卑怯な手を使った上に、

あたしとのことが終わり次第、告白して、

あたしのことを忘れさせますから、

もう、関わらないで下さいとあった。


ほんっと、もう。

あんたら、冬のソナタでも見て、悲恋の女王とか、

悲劇のヒーローを演じて、自己陶酔にでも

浸ってるだけじゃないの。


それに、あたしを巻き込まないでよ。


あたしは、駆け引きとか恋愛に持ち込むとか、

したことないし、yが辛かったら何でも

メールに託していいと言ってくれたのを、

真に受けて、未来の自殺の件を話したんだ。


yが言うのは、そのことを訊いたことは

悔やんでるわけじゃないとか言ってたけど、

それは、嘘でしょ?あたしを安心させるための。


とにかくね、あなたがた一回ちゃんと

話し合って、付き合う、付き合わないを決めたら?


あたしは、縁を切ったから、もう、二度と関わらないでね、

Aさん。


yには、何年後でも何十年後にでもいいから、

あたしを思い出したら、メールを頂戴、

いったん区切りをつけるために、さようなら、

また、会いましょうと、言うメールを送った。


でも、参るよなあ・・・。Aさんたら、あたしが

メールを読んでないとか、卑怯だとか

勝手に決め付けるし。

だからさー、あたしはあんたらみたいに、

携帯をフル活用とかしてないし、するつもりも

ないし、知らない人からのメールとか、

怖くて見れなかったから、無視をしてたんじゃないんだ。


それを、自分の物差しで計って、

非難してさ、いい加減にして欲しいよ。


お好きなように、どうぞ。


あたしは、そんなあんたらとは、

関わってる暇とかないんだからさ。


それに来年受験でしょ?

そのこと、すっかり忘れるくらい、

恋に生きてるね。

もう、あたしとか40才だから、

もう、あんたらにはついていけないよ。


悪いけど、このこと、ネタにさせてもらう。


非情で冷酷でしかないけど、

あたしは文章で生きていくと決めたから、

未来のおかげで、夢を追い続けることを

忘れないことを教えてもらったから、

あえて、悪者になっても構わない。

批判されようが、人権無視とか言われても、

ネタにする。


それで、売れれば本望。

いくらでも、文句言ってきてください。

その筋のひとに、頼んでおきますから、

要らぬことはしない方がいいですよ。


たかだか、17歳の恋愛沙汰には、

いい加減に参った。


そんな気力がある程なら、

お勉強なさいな。


いつまでも、yがどうのこうの、

あたしがどうのこうの言ってるようじゃ、

浪人するよ。


はっ!ばっからしい。


あたしは、競争と言うやつが

大嫌いだから、Aさんにy全てを

包み込んでもらいます。


きっと、yも喜ぶでしょう。


そして、結婚して、幸せになってください。


ただ、心配なのが、y。


大人になったら、もっともてまくりに

なりそうだし、それで本気になる

女性も多々出てくることでしょう。


可哀想だからとか言って、

友達でいようとか、言っちゃダメだよ。

分かってる?自分の立場ってやつさ。


あなたは、Aさんを取るか、現実に

生きるのかを決めなきゃならないんだよ。

きついことでしょう。辛いことでしょう。

それでも、Aさんのことを利用したのだから

(結果的にね)はっきりとした、Aさんへの

思いに応えられるか、応えられないかを

はっきりさせなきゃ、何も終わらないし、

むしろ、苦しみばかり続いて、

次のステージに立てなくなるよ。


だから、現実や自分の本当の気持ちを

何らかの形で表さなきゃ、いつまでも

苦しいだけだよ。


でも、あたし個人の意見として、

言わせると、Aさんは卑怯。


あたしのアドレスまで盗んでおいて、

散々こき下ろして、返事が来ないことを

不誠実だと決め付けて、そんなあなたに

yを渡したくない。


あたしが、後を引き継ぐとかそんな意味じゃないよ。


もっと、yを包み込んでくれても、

それでも余裕がある女性を見つけた

方が、いいと思う。


yは、我慢するタイプだから、

大事なひとを傷つけるほどなら、

自分が代わりになるってくらい、

優しいひとだから、その上を行く、

深く思いやりのある女性を選ばないと、

何人と付き合っても、すぐにダメになりがちだと

しか、思えない。


だからさ、あたしのことでは、もう、

悩まなくっていいの。


あたしは、一人の時期が長いのにも、

慣れきってしまえる根性があるから、

大丈夫。


未来の後追いだってしたくないし。


まだ、夢を叶えてないからこそ、

まだ、死ねないんだよ。


これから、忙しくなりそうだし、

もう、これでさようなら。


もう、現実に戻りなさい。

yとAさん。


じゃあね。



ねえ?

y。

あなたのこと、未だに

好きでたまらないんだけど、

もう、終わってしまったの?

あなたの子供、欲しかった。

結婚したかった。

愛されたかった。

愛したかった。

毎日、一緒に笑いあって、

いたかった。


けんかをしては、

仲直りする関係でも、

続くふたりで在りたかった。


そして。

未来。

どうして、あたしをばあちゃんを

置いて行ったの?

そんなにも、辛かったら、

いつものように、ぶち切れれば

良かったじゃない。


でも、後悔するのがイヤだったんだろうね。

あんな、死に方辛かったよね。

死ぬ間際まで、あがいたんだろうね。

辛かったね。

哀しかったね。

でも、あんたがこの厳しい現実から、

逃れられて、良かったのかも知れないね。


そして。

Sさん。

あなたは、本当にあたしのことを

思って、言いたくもなかっただろうに、

厳しい現実を教えて下さってありがとう

ございました。


もう・・・・・・。


私もこんな世の中、生きていけそうに

ありません。


ねえ?

未来。

死んだら、どうなったの?

「無」となり、「風」となり、

桜花を散らし、ひまわりを

虜にして、コスモスを揺らせて、

冬は、冬眠してるのかな?


何だか、くさい詩みたいだね。


笑えるかな?

笑ってくれるんなら、

いつでも、言ってやるよ。


ねえ?

未来。

お願い。

もう一度、あたしの妹か、姉になって、

来世を一緒にしようよ。


まさか、自殺の森で、身動き取れないとか

じゃないよね?

こんな話、自殺を防ぐための通り文句だよね?


ねえ?

いつになったら、夢に出てきてくれる?


ねえ?

あんたが骨になりきったのを

見た時、こころが凍り付いちゃったよ。

これが、あのあんたかと思うと、

涙が止まらなかったよ。

色んなひとが同じこと言うけど、

実は棺桶の中、業火に

焼かれようとした寸前に

生き返ったのに、誰も

気付けなくって、苦しい思いを

散々、舐めながら、どうして?

あたし、まだ、死んでないよ。

って、言ってたかも知れないって、

くらい思うよ。


ねえ?

あたしもあんたの傍に

逝ったら許してくれる?


ねえ?

だってさ、ケイくんに、yに見捨てられて、

もう、死にたいんだよ。


あんないいひとたちなんて、

どこにもいないよ。


だから、許してよ。


ダメ?


そっか・・・・・・。


ばあちゃんを遺して、

死ねないもんね。


お骨を管理するって、

約束もしちゃったし。


でもね、すっごい辛いんだよ。

特に、yと結ばれなかったことが。


だから、ねえ?

あたしもあんたの傍に逝きたい。

どうか、許してよ。


ねえ?

ねえ?

ねえ・・・・・・。



神様、どうかいらっしゃるなら、

どうか未来をyをSさんを

あたしに返してください。


返して、返して、返して、返してええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


もう、生きてゆくの辛い。

あたし、とうとうひとりっきり。

誰か助けて、助けて、助けて。助けてくださいっ!


もう、誰かあたしの背中を押してください。

電車のホームでも、道路上でもいいから・・・・・・。

えー。

すっごい

腹立つことに、

入院する予定の

病院は、携帯を

没収されます。


ちくしょー。

11月1日~

11月30日までの

我慢だ、我慢。


ちなみに。

公衆電話は

あります。


ただ。

5分以内で、

終わらせろと、

紙に書いて

あります。


ちくしょー。

共同生活、

つれー。

yって、何て大人なんだろうと、

つくづく思いました。


例えば、


「友達がユリに辛い助言をするのは、

それだけ思ってくれてるって事の

表れだよ。でも、嫌々ながら

連絡しなくってもいいけど、

仲良くはしてほしいかな、俺的には」


彼女は、現実に生きているひと。

あたしは、ありときりぎりすみたいな

自己破滅型の人生に甘んじている。


yのことが気になってしょうがなかったのは、

本当のことだし、プロフィールに載せてあった、

yは、哀しげで切ない表情をしていて、

すっごく魅かれた。


恋人、にはなれなかったけど、

最高のダチ、別格のダチと

すっごく嬉しいことを

言ってくれた、貴重な友達。


でも。

あたしが何もかもダメにしてしまった。


それでも、yにメールを送ってしまう。


もう、お互い疲れるだけだから、

もう、辞めよう、この関係。


って、言われたけど、どうしても

yのことは、諦めきれない。


あの時は、かなりの動揺もあった上に、

指はかたかた震えて、何度も何十回もメールを

送ろうとしても、ミスばかりして、

終いには、yを傷つけるひどいメールを

送り、もう、ダメでしかないのかも

知れないと感じざるを得ない状況だった。


あまりにも哀しすぎて、yにはえらく迷惑をかけてしまった。


こんなこと、他人に平気で話しちゃいけないよね。


そんな愚かな行動にも、

全く気付いてなかった。


昔からのメール友達とも、

こちらからさよならを告げてしまい、

それでも、彼女は心配ですって、

言葉を残して、去って行かれてしまった。


もう、誰にも相談できない。

こんな孤独な程なら、

生まれてきたくもなかった。

お母さんには、悪いけど。


でも、yとの日々は楽しくって、

笑えて、悲しみも苦しみを半分以上、

背負ってくれた、恩人。


それに対して、あたしは何ひとつ、

お返しを出来ないで居る。


そして、図々しいことに、

センチメンタルに浸る大バカで、

どうしても、yに前みたいに、

メールだけでもいいから、

連絡したいと、我侭勝手なことを

のうのうとぬかす、とんでもない輩でしかない、

あたし。


でも、ボックスは閉められたのかどうか、

分からないけど、メールは帰ってこないから

メールは届いているらしい。


あたし専用のメールボックスだから、

yは、読めないのかも知れない。


何しろ、50件は送ってるから。


反して、yのメールは、確かその十分の一。

それでも、良かった。いつ、来るかを毎日、

期待してた。


でも。

もう、送られ終いの日々が続いてるし、

縁を切るメールが最後。


友達達は、yに、もう、そんなに苦しいのなら、

関わるのは辞めなよと、助言してくれてる。


確かにそうだ。

でも、yじゃなきゃ、イヤだ。


もう、誰にもこころも許さないし、

身体も許さないつもり。つか、本気で。


でも、どうかしたら、つい出会い系の

サイトに行ってしまい、ろくな目にも

遭いそうで怖い。


でも、夜歩き回るのは、ほとんど辞めた。

虚飾に満ちた、おぞましいばかりの

飲み屋に、ソープランドに、風俗色々、

吐き気がする。


未来は、最後の手段として、

本番無しのデりヘル系の

仕事に就いたが、電車で

往復1200円をはたいても、

客の指名が来なくては、

給料も貰えない。


何故、電車代を使ってまで、

それをやろうとしたのかと言うと、

本番アリじゃないと、雇ってもらえない、

地元の哀しきしょぼい風俗店は、女の子を

稼いでくる「物」としか見ては居ない。


男性のシンボルである、アレを

舐めたり、こすったり、そんなことを

やったこともあったらしいが、相当、

こころをやられたのか、3ヶ月ほどで辞めた。

私には、何一つグチすらも言わなかった。


かと、言ってどうして?とも、訊けなかったし、

訊こうとも思わなかった。


そして、自分の憧れている、パンクっぽい

格好が制服のSM嬢になり、完全に

やられてた。

狐のような、目をしていた。


しかし、需要と供給が上手く行かなくて、

解雇。


未来は、嘘で安心させようと思ったのか、

引きとめられたけど、もう、辞めたとか言ってた。


そのくせ、今度は、もう一度、勤めてくれとか、

言われてる割には、いつも祖母にお金を借りに来てた。


何に使ったんだか、1300万円もの、

大金。


それだけが謎である。


でも。

あたしは、未来のことが大好きだった。

大好きだよ。いつも、一緒に居てね。


そして、絶対約束するよ。


「後追い自殺」だけは、しないってことを。


聞えたかな?


それとも、あたしの行動パターンを知ってるから、

あえて言わなくても、分かってるって?


ははっ!そうなんだよ。あたし、怖いんだよ。

飛び降り自殺が一番いいと思ってたけど、

高所恐怖症のあたしには、出来ないし、

首吊りも、何もかも自殺に関しては、

出来ないものばかり。


ふ。


贈ります、あたしの最初で最後の曲と歌詞を。


(棒の先にぶら下げた、あみぐるみの犬を

手に持って)


♪ちょうちん代わりの犬ちゃん♪

♪ちょうちん代わりの犬ちゃん♪


これ、時々思い出して、二人で、

よく笑ってたよね?


何で、そのメロディーで、歌詞なのかが

自分のことなのに、ちっとも覚えてないよ。


ははっ!童謡?いや、本当は恐ろしいグリムの童話?


何でもいいけど、おかしかったよね。

子供って、何をどう感じて、表現するのか、

全くの予測外だもんね。


ふふ。

そんなあたしたちだったけど、

あんたと過ごした37年間は、

とてもとてもとても幸せだったよ。


だから、これだけは覚えててね。


じゃあ、これからお題目を

上げてくるね。


また、書くよ。


ユリより。









あぁ そばにいて そばにいて

あぁ そばにいて そばにいて


夢鎮めた 永遠に消えた

やり直せなくて


見つめあって 求め合って

言葉なんかはなくて


絡み合った 探り合った


二人を離さないで

それだけ思ってただけ だけ


あぁ すぐに来て すぐに来て

あぁ すぐ行って すぐ行って


無理に決めた すぐに消えた

何も見えなくて


触りあった ただ見合った


こころはすぐ開いたね

空 見合って ただ見合って


楽しかったあの日は

背中のシュレッダーにかけ


神様に会ったらこんな風に言うんだ

どんな目に遭っても生きていたいです


誰も皆同じように辛いって


この街の緑はキレイだね 

そばにはいつも居た


空見合った 空見合った


こころで話したくて


分かり合った

殺し合った


ただ 深く愛しただけ


背中のシュレッダーにかけ

だからかすぐに消えた









この歌ですね、yがこうなるって、

予感してたんですよね。


でも。

そうだとは、絶対に思いたくなくって、

シュレッダーにかけられようが、

炎にあぶり上げられたとしても、

yとの恋を成就させたかった・・・・・・。


でも、私が悪い。

だけど、私が悪い。

だって、私が悪い、悪い、悪い、悪い、悪い・・・・・・。


もう、死んだ方がマシなのかな?????










かるーい気持ちで、yと仲が良かった頃の

メールを読もうとしたら、

辛いことに気付いた。


あんなにも、幸せだったのに・・・・・・。


あんなにも、優しくしてくれたのに・・・・・・。


あんなにも、心配してくれたのに・・・・・・・。


ケイくんの話を純粋に共感を抱き、

楽しんで読んでるよと、言ってさえくれたのに・・・・・・。


あんないい奴、どこにもいない。

どこにも。どこにもね。


辛い(これバッカ)。

悪気のないどしゃぶりの雨音と暗闇。

この季節になると思い出す(梅雨のこと)。

そして一人だと気付いた時の孤独が

とてつもなく怖くてたまらない。


子どもは、普通の家庭に生まれたかった。

台本があるとするのなら、同じ貧乏でも笑いの

絶えない家族の中のお調子者で、

明るい子どもといる設定でスタートしたかった。


その子どもは、母親に2回捨てられた子供。

一度目は5歳の時、季節は暑くも寒くもない

ただムシムシした風を感じる夜の灯りだけが

広がる中にキャラメルを一箱小さな手の平に

握らせ、母は、遠い目をして一度頷くと

暗闇の中に消えた。


走れば追いつけたはずなのに

どこまでも深い暗闇が母の姿を

小さく小さくして消していった。


子供は、成すすべもなくしあまりにも

怖い現実に疲れ果てるまで泣いた。


気が付くと冷たい父の醒めた背中だった。

子供は怖さのあまり嘔吐して

自分のやったことに血の気が引いた。


そして心の中で


「お父さん今度はどこに

連れて行くの?」


と怖くて震えていた。


二度目は最後の日だった。

子供は16才になっていた。楽しみは、

バイクと音楽といたって健全なものだった。


この日はバンドの練習から帰ると間もなく

電話が鳴り電話口では楽しそうな声が

騒がしい人々の声をバックにして

聞こえてきた。


母は、別れた父と月に一度会っては

酒を飲むというより、酒に飲まれては

子供に迎えに来てね。と連絡を入れてくる。

気がのれば言われるままに迎えに行く子供。


その日は悔しくも気がのった子供は

バイクに乗って迎えに行った。

帰り際に店のおかみさんが


「タクシー呼びましょうか!」


の一言に


「母は、一人ででも自転車に乗って、

帰ってきますから大丈夫です。

お気遣いありがとうございます」


と断りを入れて数分後。


子供は母の見るからに危なげな

自転車の運転が気になり

母の横に並び車道をゆっくりと

バイクを走らせていた。


するとヨロヨロ心配な運転と反し、

ドキッとする程の大きな声で

「危ない!前に行け!前を!」


子供は驚きはしたものの、

バックミラーで母の姿を確認しながら、

走っていた。


ある瞬間に母の姿がバックミラーから消えた。

子供はすぐに後ろを振り向き確認した。


母は渡らなくてもいい車道を斜めに

進み始めていた。

子供はバイクを端によせ車が行きかう道を

渡ることも出来ずただただ大きな声で


「お母さーん!」


と、何度も叫んでいた。


すると母の直前を白い車は大きくよけて

走り去り、その直後に二台目の黒い車が

母の姿を認識する間もなく母は、

撥ねられフロントガラスを割り、車の屋根より

高く時間が止まるようなドラマのスローモーションを

見ているような・・・・・・。


この日から子供の感情は

現実感を失った。


約一週間こころから祈った子供。


しかし母は何も話し掛けてくれることはなく

奇跡も起こることもなく、土砂降りの雨の日に

永い眠りに就いた。


・・・・・・あと三年経てば二十年が経つ。

それでも子供は生きて行く術を身に付ける

事の難しさに迷いながら生きている。


そして今32歳になってしまった子供だった私

年を取るにつれて私は思う。


「自分という存在のうとましさ」


正に耐えがたき事である。





これは、未来(妹の仮名)が5年前に

実際に起きた事件を書いたものである。

何故か、うちに紛れ込んでいたので、

ふと読んで見ると、いつも書いてた歌詞とは、

全く異なる手法で描かれている。


リアルであることが、一番の差である。


ここまで、思いつめていたのに、

あんなにもひとを大事に出来る

人徳の深い未来だったのだが・・・・・・。


年を取るにつれ、自己破滅型の

人生を送ることが多くなっていった。


その中で、一番未来を変えてしまったのは、

SMの女王様をやったことだ。


一緒に一度だけ、その店に行ったことがあったが、

あまりにもえぐい場面を見せ付けられるので、

かなりの気分の悪さやおぞましさを感じて、

あー、こんな店でバイトでもしたいなあと、

軽く考えて、面接の日時まで決めていたのだが、

あの怖気のする店で働く私が、想像できず、

電話で断った。


すると、未来は、


「ママはね、日本で5本指に入るくらいの

ひとなんよ!あんたがバイトの面接を

ママに直接言わんとかしたら、あたし、

この仕事出来んかも知れんとよっ!

もし、そうなったらどうしてくれるとよ!?」


と、怒鳴られてしまった。


でも。


マゾの女の子を寝かせて、股間を

こする男性達が信じられなかった。


あんあんと喘ぐマゾの女の子が

気持ち悪かった。


かなり太っていて、本気で笑われているのに、

にこにこして、綱で巻かれて、よつんばで

移動する女性が憐れだった。


そして、ママの登場。

白装束を着て・・・・・・。

それだけは、覚えていない。


そんな世界にいたら、

おかしくなってしまう。


だから、バイトをするのは、相当ためらったので、

つい、辞めますと言ったのだ。


未来は、てんかん持ちであった

子供時代があり、自殺で死んで、

焼かれた後、脳内に黒くて、ストローを

切り刻んだような物質がこびりついていて、

恐ろしくなった。


脳内出血なのだそうだ。それで、

最近、元気が全くなかったのだろう。


その上、かかりつけの医者が、


「あんたの病気は治らんよ」


と、言ってしまったせいで、

未来は絶望感で一杯になり、

自殺した。


何も本当のことを言わなくても、

気休めでもいいから、単なる一過性の

ものかも知れないよ、でも、一緒に

頑張っていこうねと言う思いやりもない、

冷酷な医者でしかなく、私は、怒鳴り込みに

行きたいくらいあるし、廃院に追い込みたいくらい、

憎んでいるが、それは未来の望んでいることではない。


なので、指をくわえて憎いと言う感情と、

一生戦わねばならない。


辛い・・・・・・。





推測でしかないので、

当たっているかどうかは、

別にして、あなたがどう結果を

女性の友達と交わしたを

考えて見ました。


現在、確かにユリはこころから、

謝罪はしてることだけは、分かる。


でも。

また、同じことの繰り返しでしかないだろうから、

お互いの為に、別れるしかないのでは?


と、助言を受けたのではないかと感じてます。


本当に、学習能力のなさすぎる私なので、

またかと言うやつです。


本当は、別れたくはないです。


でも、お互いの将来を思うと、

傷つけあい、お互いがお互いを

いつ、殺してやろうかと、考える

事態に発展する可能性が相当、

高いと想像してます。


なので、やはり傷は出来るだけ、

浅いうちに、友達づきあいは

辞めた方がいいと、感じてます。


仕方ないけれど、未練もあるけれど。


元々が、二人とも、自己破滅型の人生を

送ることでしょう。


だから、似たもの同士がくっつくのは、

良くないことです。


あえて、好きだからこそ、私は身を引きます。


ありがとうございました。

あなたのことは、忘れたくとも

忘れられないでしょう。


じゃあ、お元気で。

あなたのご多幸をこころからお祈り申し上げます。


ユリより。